思えば11年ぶりの海外旅行は、縁あって香港へ。ほとんど興味のない場所に、予備知識なく行くのも楽しいかも、とほとんどガイドブックも読まずに初アジア。
でも、実は香港ってWong Kar Wayの映画などで結構観ていたのだ。彼の描く香港はとても魅力的で映画のもう一つの顔とも言えるので、一度は行きたい、と観た当初は思っていたっけ。で、夕方の飛行機(午後ゆっくり出られるから楽。付いたらすぐ寝たらいいし)で3時間50分ほどで到着。紅ハム(ホンハム)という地区の、海沿いにあるHarbour Plaza Hotel(現在はHarbour Grand Kowloonに名前を変えてリニューアル)までは夜遅いのでtaxiにて。港に面した部屋で、思い切り香港らしい景色を満喫できます。
で、車の中から町を見ながら気付いたのが、高層マンションの窓の美しさ。なぜかカーテンをつけていない(か透けている)部屋が少なく、洗濯ものが干してあったり、小さなシャンデリアが美しかったり、観葉植物が飾られていたり。。。生活の匂いを感じました。蛍光灯が少なく、灯りが美しかった。そこはやはり中国ではなくて、でも英国でもなくて、両方が入り混じって不思議な魅力を放つ「香港」なんだって実感。その後、毎晩、特にホテルの近く(町中から少し離れた、多分中産階級が住む地区)のマンションの窓を見上げては、「こんなところに住むのも悪くないな」と思ったのでした。
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