2011年 07月 08日
Naples |
そして、今回の旅の目的地、まずはイタリアのナポリです。実は初イタリア! このところ、須賀敦子さんや塩野七生さんの著作、辻邦夫さんの旅行記、ゲーテの『イタリア紀行』を読んだりして、かなり行きたいモードだったのです。
たまたま友人の友人がナポリで経営する現代美術作品を展示したゲストハウスを、10月いっぱいで閉めるという情報を得て、これがラスト・チャンス! と行くことにしました。
風光明媚で知られるナポリ。「ナポリに行け。それから死ね」という言葉が残されている通り、確かに美しい。しかし、これはどこかで見た風景。。。そう、鹿児島の桜島です。私にとっては祖母の住む町。小さい頃から大学生の時まで何度か行っています。実際、姉妹都市で鹿児島は「東洋のナポリ」と(多分日本で)言われているようです。一緒に行った友人も鹿児島に行ったことがあり、「桜島に行った時に、ナポリを思い出した」と言ってはりました。
ナポリといえば当然すぎる、ピッツァ。到着した夜、近所のDi matteoというシンプルなピザ屋でマルゲリータ。もちろん窯あります。なんと1枚3€(300円ほど)。ウマイ! しかし、日本のナポリ風ピッツァとそんなに変わらない気もするんですよ(ナマイキか?)。ナポリで食べるからウマイ気はしますが。
ローマのスペイン階段じゃないけど、イタリアといえばやっぱりジェラート! 私はもっとシャーベットっぽいのを想像してたけど、アイスクリームとソフトクリームの中間のような食感。なかなかクリーミーです。美味。
翌日のパスタ。Campagnolaだっけな? シンプルで美味しいお店がありました。2店舗あって、2回行ったけど、野菜もたくさんいただけてお気に入りです。アスパラのパスタ。ちゃんとアルデンテ。こんなパスタは日本でお目にかかったことないけど、ちゃんとアスパラでした。アスパラをゆでてフードプロセッサーでピューレ状にしたのでしょうか。美味しい、けど日本のパスタも美味しいのだと実感(こんなんばっかりではダメですね)。
cafeに至っては。。。コレはマジでスゴイ!!! かなりキツいけど、やはり世界一のカフェはイタリアンだと思わずにはいられない。フランスや日本でこんなに美味しいエスプレッソに巡り合ったことはありません。しかし、胃腸が弱い方は気をつけた方が良いでしょう(後から仕入れた情報では、先に1杯の水を飲んでおくと、刺激を抑えられるようです。この濃さに慣れたイタリア人は、「コレでは眠さに効かない」と中毒患者のような発言をしてはりました)。
コレは3回ほど朝食に訪れた広場のカフェ。友人に言わせると、ナポリで一番美味しい、菓子パンをいただけるそうです。スフォリアテッレというナポリ名物の菓子パンです。ミルフィーユのようにパイ生地が層仕立てになっています。中にはリコッタチーズが。イタリアの典型的な朝食スタイルだそう(家庭ではわかりませんが、フランスのクロワッサン+カフェオレのノリですね)。そして、びっくりしたのがカプチーノ。コレも生涯でベストでした。クリーミーな泡泡。。。日本でいただくと、どうも、フワフワしすぎであまり好きでないのですが、きめ細やかさが違う。マシンの違いか、ミルクの違い?
なんだかまずは食の話題ばかりでしたが、イタリア料理はこの後も魚料理などなどいただきますが、なかなかに美味。さっぱりとしてオリーブオイル主体+塩・胡椒だから、個人的にはかなり好きです。まさに素材の持ち味を生かしたものばかり。注意すべきは、ピザやパスタばかりで炭水化物を取り過ぎないように。炭水化物+アルコールは太る元らしいです。時にはサラダや焼き野菜などもいただかねば。
ゴミ問題を心配して行ったのですが、街中はほぼ問題なく、2日たてば回収されるそうで、これもいろんな問題が関わっているようです。
by kyokahori3
| 2011-07-08 18:00
| 旅