2010年 10月 14日
高雄→嵐山 De Takao jusqu'a Arashiyama |
ある晴れた日。起きて思い立って、高雄→清滝のハイキングコースへ。この季節はサイコーに気持ちの良いコースです。しかもなぜかほとんど人がいない。お昼用に進々堂でサンドイッチを購入してから、四条烏丸からバスに乗り、約50分で高雄に到着。
久々に来たので、まずは高雄で一番お気に入りの高山寺へ。ここは、お寺が深い森の中にあるような、神聖な空気を感じる(パワースポットというのか?)場所です。「鳥獣人物戯画」など多くの文化財を伝える寺院として知られています。今の時季は、人がほとんどいなくて地味な印象だけれど、実は世界文化遺産です。
鎌倉時代に明恵上人が開山。明恵上人については、河合隼雄さんや白洲正子さんなどが本を書かれています。いつかいつか。。。と思いながら、まだ読んでいないけど、とても興味のある人物。
そして、日本最古といわれる茶園が残されています。日本茶はここから宇治、その他の地に伝わったとか。
残念なのが、高山寺からのアスファルトの道路。コレがなければもっと美しい土地なのに。。。
ま、気を取り直して、途中の茶屋が通常より早めに閉めようとしているところを、お願いしてお茶。こんな気持ちの良い景色を眺めながら。。。あ~コレぞ至福のひと時。。。
そして、ハイキングコース。こんな北山杉の並ぶ道や、川沿いを歩きます。
なんだか京都じゃないみたい。。。ほんまに気持ちの良い道です。寺社めぐりをひと通りした方は、こんな楽しみ方もあります。寺めぐった後にだって、十分歩けます。
そして、この辺りは紅葉の名所でもあるので、その時季は人の多いこと! 美しいことは美しいのですが。。。途中で神護寺の「かわらけ投げ」のお皿を見つけました。ってことは、突然厄除けの素焼きのお皿が飛んでくることもある? イヤ、きっと山から転がり落ちて来たのでしょう。
そして、清滝へ。この辺りは、夏なら十分泳げそうで、実際泳いでいる人がいました。
清滝からは、さすがに疲れて、バスに乗りました(疲れていなければ、20~30分で十分歩ける距離です)。そして嵐山で下車。
やっぱり疲れた後は、スイーツさえあれば女子は幸せになれるのです! ほんとに単純な生きものですな。。。昨年取材して、その後訪れたけど、ウェディングパーティ中などで何度か振られてしまった「SAGANOYU」さん。今日は大丈夫でした。元銭湯を改装してステキなカフェにされています。タイルなどはそのまま生かして。テーブル、ソファ席などいろんな席があって、気分次第で選べるのが良し。スペースも広いし。我々は、気持ちの良いテラス席へ。
そしていただいたのが、「抹茶ぜんざい」。秋冬限定です(限定に弱い、単純なわたし。。。)。下に温かいぜんざい、その上に抹茶のアイスクリーム! ありそでなかったお味です。溶けちゃいそうで、すごい勢いで食べていた、とツレの一言。。。あの、イタリアのエスプレッソがけバニラアイス(アフォガートだっけ?)みたいなノリですね。でも、コレはなんとも新しく美味しい味。家でもできそうです。。。ってわけで、やはり秋は「食い気」に走りがちなのでした ;)
正直いって、13年住んでいて、寺社もめぐったし。。。だんだん普通の京都人化しつつあり(彼らはわりと観光地についてはよく知らないし、あまり行かないのです。もちろん人によるけれど)、ルーティンな生活になりそうになるけれど、少し視点を変えれば、やはり京都は文化財、自然、食べ物、etc...ほんとにすばらしいものに恵まれた宝庫です。そして季節が違えば、また表情が変わる。ほめちぎる気はないけれど、やはり豊かな土地だと思わずにはいられません。お金をかけなくても、楽しめるし(コレ大事!)。でも、時々この盆地から飛び出したくなるのだけどね。贅沢なことです。
by kyokahori3
| 2010-10-14 17:26
| 散歩